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テレアポとは
テレフォンアポインターを省略した言葉で、企業のコールセンターで営業電話をかける仕事です。アポイント獲得を目的にするのではなく、資料請求獲得を目的にする場合もあります。
また、テレアポにはコールセンターから電話をかける「アウトバウンド」とお客様からの電話を受ける「インバウンド」があります。「テレアポには、専門的な知識が必要なのでは・・・?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
自分で仕事を覚える気持ちさえあれば、誰でも仕事を行うことができます。
ですが簡単そうで意外と大変なテレアポという仕事。なかなかアポ取りができなくて大変な思いをしている人も多くいるはずです。
面識が無い相手に突然電話を掛けて営業するので、アポイントを獲得できるのは稀で大変なことです。
テレアポって資格がいるのでは?
いえ、そんなことはありません。テレアポで働く際、取得しておかなければならない資格というものは一切ありません。
しかしながら「社団法人日本テレアポ検定協会」が実施している「テレアポ検定」というものがありますので受験してみるのもいいですね。
検定を持っていることにより、自信にも繋がり、勉強することでテレアポ成功者へのポイントがしっかり抑えられるでしょう。
テレアポに向いている人とは
ではテレアポに向いている人とは、どのような人なのでしょうか。
簡単にいうとやる気がありながら、ほどよく気の抜けている人です。
また、多くの企業のテレアポではインセンティブ(成果報酬)が設定されているので、これを目指して努力できる人は向いている人だと言えるでしょう。
その反面、真面目すぎる人だと怒鳴られる事を必要以上に気にしてしまうことがあるのであまり向いていません。怒鳴られることを全て鵜吞みにしてしまうあまり、ストレスが溜まるで長くも続きませんし、やる気も失われてしまうでしょう。
その為、理不尽に怒鳴られても受け流せるような、ほどよく気の抜けている人はテレアポに向いているといえるでしょう。
テレアポを成功させるコツ
アポ取りによく失敗している営業マンは「アポを入れる為には訪問趣旨を十分に説明しなければならない」と勘違いしがちです。これは大いに間違っています。
電話だけで顧客に伝えたい内容を伝え、理解してもらうというのは、伝える側(テレアポをする側)にとっては非常に難しいことなのです。
テレアポ・電話営業では、言い方ひとつで伝えたいことが相手に間違った伝わり方をしてしまうリスクが非常に高く、商談に悪影響をおよぼすことも少なくはありません。
その為、訪問趣旨を十分に伝えようとする必要はないのです。
テレアポの際、「アポを取ることしかしない」という原則を徹底しましょう。
商品説明などはできるだけ会って(資料など情報伝達手段がスムーズに使える状況で)伝えるべきであり、テレアポの際には日時や場所の確定といったアポ取りに専念するのがいいでしょう。これを徹底するだけでもテレアポ成功率は格段に上がるはずです。
テレアポNGポイント
テレアポの際、絶対言ってはいけないNGワードがあります。
そのNGワードを言ってしまったがために、電話を即切りされるケースも多くはないでしょう。そうなってしまっては、アポ取りすらすることができません。
まずは電話を即切りされないよう、NGワードに気を付けて話してみましょう。
堅いガチガチの敬語
あまりにもガチガチの敬語は丁寧というより、顧客を警戒させてしまいます。
フランクすぎるのもよくありませんが、「程よさ・バランス」が大事です。
馴れ馴れしくならない程度に自然な敬語を使うようにしましょう。
ハイテンションで元気いっぱいに話しかける
前述でも申しましたが、バランスが大事です。元気いっぱいの話し方で急に電話がかかってきたら、あなたはどうでしょう。
「この人すごくハイテンションだな。なんでだろう?急にかかってきた電話だし怪しいな・・・」といった風に捉えられてしまいます。
学生の部活動等とは違うのでTPOに合わせた話し方を心がけましょう。
断られたらどうしよう?
そもそもテレアポは断られて当たり前です。いきなりの営業電話にすんなり聞き耳を立てて話を聞いてくれ、アポ取りをさせてくれる人はなかなかいません。
断られることをし不安に思うのはやめて、「断られて当たり前」といった気持ちでトライしていきましょう。
「アポ取り出来たらラッキー」ぐらいのスタンスでいくのがいいでしょう。そうすれば程よく気の抜けた「テレアポに向いている人」にあなたもなれるでしょう。
「キャンセルしてもいいので」
「キャンセルしてもいいので」と言ってしまっては、キャンセル前提でのお申込みになってしまい、後々トラブルになりかねません。絶対言わないようにしましょう。
「絶対に良い物です」
絶対に良い物です等と言ってはいけません。
良し悪しは人それぞれです。万が一良い物だと思っていただけなかった場合、「絶対に良い物です!って言われたんで買いました!」等とクレームになります。
自らクレームの種をまくことはないのです。商品の良し悪しはご購入後にご自身で実感してもらいましょう。その為にテレアポで商品説明などはせず、アポ取りに専念するのがいいのです。
まとめ
NGポイントをしっかり抑えて、成功率を上げていきましょう。
そうすればあなたもアポ取りができる営業マンになれるでしょう。